pTeX使ってて出会ったエラーとその対処法まとめ
概要
先日、Homebrewで最小構成のTeX環境を構築するというエントリで
「色々はまった」と書いたんですが、実はその大部分は以下の内容です 笑
というわけで、備忘録も兼ねてつらつらと書いていきたいと思います。
エラーとその対処法
Metric (TFM) file not found.
以下、エラーの抜粋。
! Font U/psy/m/n/12=psyr at 12.0pt not loadable: Metric (TFM) file not found. <to be read again> relax l.64 {\Pifont{psy} } ?
これは、pifontパッケージを使おうとしたときに出るもの。
で、解決策なんですが、symbolパッケージをインストールすればOK。
TeX Liveを使っているなら、以下のコマンドでインストールできる。
sudo tlmgr install symbol
Unknown token "SDict"
以下、エラー(というより警告)の抜粋。
** WARNING ** Unknown token "SDict" ** WARNING ** Interpreting PS code failed!!! Output might be broken!!! ** WARNING ** Interpreting special command ps: (ps:) failed.
これはログを見ても何でエラーが起きてるのか超わかりづらい。
しかもコンパイルは通ってしまうので「ま、いっか〜」ってなりがち。
で、原因は何かというと、\usepackage{hyperref}
でhyperrefパッケージを使おうとしてるから。
これは、dvipdfmx
というオプションを指定してhyperrefパッケージを読み込むことで解決する。
具体的には以下。
\usepackage[dvipdfmx]{hyperref}
pdf: image inclusion failed for "xxx.eps".
以下、エラー(というよりこれも警告)の抜粋。
** WARNING ** pdf: image inclusion failed for "xxx.eps". ** WARNING ** Failed to read image file: xxx.eps ** WARNING ** Interpreting special command PSfile (ps:) failed.
ログを見ると、epsファイルの出力に失敗しているのがわかります。
これは超初歩的なミスで、GhostscriptがMacに入っていなかっただけでした。
というわけで、Homebrewで入れたら解決しました。
具体的には以下です。
brew install ghostscript
おわりに
わかってしまえば簡単だけど、はまってるときは超必死。