2016年の進捗
はじめに
年の瀬に一年間でやったことをまとめておくと後になって振り返るときにいいのではないかと(急に)思い立ち、2016年にやったことをまとめることにした。
今年は社会人2年目の年だった。
お仕事
RRRSPec導入による自動テスト高速化
今年、直接・間接的な成果が最も大きかった取り組み。
乃木坂のアルバム一枚くらい聴けるくらいかかっていたのを、15分程度まで短縮した。
また、これを題材に雑誌に寄稿したり対外発表をさせてもらった(後述)。
フロントエンド周りの改善
rails-assetsの閉鎖騒動やCoffeeScriptの衰退が重なって、持続的なサービス開発のためにフロントエンド周りに手を入れざるを得なくなった。
具体的は
- rails-assets(Bower) -> npm
- CoffeScript -> ES2015
への移行作業を行った。
この過程で最新フロントエンド技術を一通りキャッチアップすることができた。
Railsアップグレード
Rails 5のリリースによって4.1系以下のサポートが切れるため、アップグレード作業を行った。
また、これに先立ってE2Eテストの拡充作業を行った。
capybara合宿はちゃんと成果を出せたことに加え、リーダーとしてプロジェクトを率いる経験を通じて自分の見える景色が変わったなと感じられたのが良かった。
OSS活動
gakubuchi
去年作ったやつ、詳しくは以下。
ありがたいことに以前より多くの方々に使って頂けるようになり、いくつかissueをあげてもらえるようになった。
今年は主にこれらの対応を行っていた感じ。
grease
Sprockets 4でgakubuchiが依存していたインターフェイスがdeprecatedになり、これに対応するために作った。
後述のRuby on Rails Tech Meetupで概要を発表した。
everett
Railsアップグレードの際に必要になったので作った。詳しくは以下。
その他
自分が作ったの以外だとRRRSpecとreact-native-router-fluxくらい。
後者はもう1ヶ月以上音沙汰ないので諦めている><
執筆活動
Software Designへの寄稿
RRRSpecについて社内で共有したところ、以前Software Designに寄稿したことのある先輩が「これ絶対記事書けますよ!」と担当の方を繋いで頂いたのがきっかけで、「アプリケーションテストに時間がかかりすぎてませんか?Ruby on Railsへの導入でわかったRRRSpecによる分散テストの効果」というタイトル(改めて長い、、笑)で寄稿記事を書かせてもらった。
雑誌の記事を書く仕事はこれが初めてだったけれど、会社で技術コンサルティングをお願いしている id:t-wada さんにアドバイスを頂いてなんとか形にすることができた。
また、この本を通じて新垣結衣さんと共演(?)するという貴重な経験もできた。
Software Design 2016年8月号かな? pic.twitter.com/7qq6Fphrv2
— 自転車少年シンヤ君 (@chibinorida) 2016年10月11日
改めて、お力添え頂いた皆さま、ありがとうございました。
対外発表
TokyuRuby会議10
当日時間が余って、LTしたい人どうぞ〜という感じになったので急遽LTをさせてもらった。
前述のRRRSpecの導入話と、Software Designに記事を寄稿するので皆さんお願いします〜という宣伝をさせてもらった。
Ruby on Rails Tech Meetup
クラウドワークスさんにお誘いを頂いて、弊社からも発表者を〜って感じになったので手を挙げたら登壇することになった。
Sprocketsの今までの歩みと新しいバージョンで予定されている機能、およびgreaseの紹介をした。
他に登壇されたのが著名な方ばかりだったのでとても緊張してて、前で喋っているときの記憶があまりない。
来年は?
データベース/システムアーキテクチャ周り
会社で年末から技術推進チームが爆誕してそのリーダーを務めることになったので、ここらへんの知識をもっと深めていきたい。
コードを上手く書けるだけの人から卒業したい。
英語ブログ
作ったOSSとかをもっと広めていきたいので、今までのエントリや発表内容を翻訳して掲載する英語ブログを開設してみようと思う。
下訳をGoogle Translateでやっておかしいところを手で修正するスタイルにすれば、意外と低コストで運用できるのでは?と考えてる。